関節がノーと言うとき

トレーニングジムにて、筋トレマシーンを使って鍛える場合はまず、負荷重量とレップ数をどうするかという問題にぶつかる。

筋トレの目的によるが、手っ取り早く筋力増強と筋肥大を目指すなら、高負荷重量&低レップ数にするのが一番だ。

レップ数についはこちらを参照。

kintorecamp.com

 

10レップぐらいで腕や足がプルプルと震えてきて限界がくるように重量を設定するのが良い。よく回数(レップ数)にこだわり、回数をこなすことで満足してしまっている人がいるが、適切な負荷がない回数は筋肥大への貢献度が低く、一時的自己満足のみで結果がついてこず、果てはやる気を失うというパターンに陥ってしまうので要注意。限界がきてからのもう1回、2回が一番筋肉肥大に貢献することを覚えておくとよい。

 

ただし、

 

調子に乗っていきなり不相応の高負荷でやるとどうなるか。

関節や骨が悲鳴をあげる。なにを隠そう私も右肩を少々痛めてしまった(2、3日で治りそうだが)。。

肉を切らせて骨を断つ、なんて言葉があるが、筋肉は骨や関節を守る役目もあるということを痛感させられた。

今は亡き昭和の大横綱千代の富士が、他の力士では見られない筋肉の鎧を纏っていたのは、脱臼しやすい肩を守るためであった。

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そして、筋肉が守りきれないほどの負荷を与えれば当然、関節や骨がノーを突きつけてくるのだ。

筋トレ初心者は、よーく体の声に耳を傾けて、焦らずに中負荷、中レップ数くらいからはじめるべし。

 

体重のほうは順調に上昇中、1週間弱でボトム時より4キロほど増えた。4kgのダンベル1個分ということを考えれば、やはり筋肉は重いということを身をもって知る。

 

ではまた

Enjoy your Testosterone life

筋トレ開始後1週間がたった。

見かけ上は大きな変化なし。ここで筋トレを挫折してしまう人が多いのは、この時期が、

  目に見える成果<筋トレの苦しさ

だからだと思う。

そういう人が、この時期に挫折しないためのコツは、筋トレ(Testosterone)が及ぼす意識への影響を観察することだ。非常に興味深く、やめられなくなるだろう。

まず普段の生活での動きが劇的に楽になるはずだ。

例えば、通勤で駅の長い階段を登る人は、階段の下で、「あー、またこれを登るのか、しんどいなー」と無意識に思っていないだろうか。

私も20代のころに経験があるが、都会の通勤はまさにスポーツである。会社に着いた時点でどれだけ肉体的、精神的に疲弊しているかを見れば明らかである。

常に集中していないと、ヘタをすると痴漢冤罪で投獄(サッカーでいう相手のシミュレーションなのにファウルを取られてレッドカード)されたり、肩があたっただけで殴られたり(ボクシングでいうまさにノックアウト)もするらしいではないか。まさに命がけのスポーツだな。

一方、筋トレをしている人は階段を登ることなど、あまり苦にならなくなるだけでなく、「来たー、ワークアウトのチャンス!」と思って大腿四頭筋ハムストリングスに意識を向けてしっかり登ろうとするだろう。

電車のつり革にぶらさがれば、上腕二頭筋が鍛えられるだけでなく、痴漢冤罪防止にもなる(笑)。イカれた奴が殴ってきたら、自慢の筋肉で応戦だ。

地獄の通勤が、ワークアウトの絶好のチャンスとなるのだ。この意識の変革こそが、筋トレの本当の効用だ。マッチョな体はあとからついてくるおまけのご褒美みたいなものと思えば良い。

そこまでいけば、君はもう立派なテストステロン中毒だ。

 

私はというと、筋トレをやりすぎて、時速40キロで走る車に体当たりしてやろうかと思えば、真っ赤なアウディに乗る美しい女性に目を奪われたり、、

少々やりすぎたので、家に帰ってクールダウンだ。

我にかえると、やっぱりMy wifeが最高だな(笑)。

知的作業が苦手になる?

本ブログの文章の劣化を見てくれ。

 

ではまた

 

魅惑の男性ホルモン、Testosterone

筋トレを開始するにあたって少々調べてみると、どうやら手っ取り早く筋肉を増強するにはテストステロンという男性ホルモンの分泌が重要だそうだ。

テストステロンの分泌量は遺伝や育った環境によって個人差があるようだが、逆に筋トレによってその分泌量を増やすことも可能のようだ。

 要するに、テストステロンとは人間がジャングルで生き残るために必要な能力を促進する伝達物質だと考えてよい。筋肉を増強し、闘争本能を刺激するのだ。

バイタリティも上がり、身体的痛みに対する耐性も強化される。集中力が上がり、鬱症状を抑え、また性的機能も強化される。 以下参照。

 

Testosterone: How to Increase and Produce Naturally (English Edition)

Testosterone: How to Increase and Produce Naturally (English Edition)

 

Did you know that increased levels of testosterone are associated with:

  • Creating and Maintaining a Solid Erection
  • Feelings of Youth and Virility
  • Feelings of Power and Stamina
  • Sexual Satisfaction and Passion
  • Your Health and Vitality

 筋トレへのモチベーションを上げたいならこれを一読するとよい(要は筋トレしろとしか言ってないが)。

ameblo.jp

 ここで、テストステロン最高!筋トレ最高!とならないのが私のブログの信頼できる所以だ(笑)。

物事には必ず光があれば、影もある。テストステロン値の上げすぎには注意が必要だ。リスクとしては以下が上げられる。(個人差があるのでよくよく心身への影響を観察しながら筋トレに励むべし。)

 

1. 無駄に好戦的、攻撃的になる?

闘争本能を刺激するのだから当然。ジャングルでゴリラに遭遇した時にゴリラとの距離や地形などをいちいち計算して逃げるか戦うかを考えている暇はない。テストステロン全開で目の前のゴリラをやっちまうしかない。だが、これを妻や上司など近しい人に向けると深刻なトラブルの原因になるのは明らか。

2.無駄に性欲が上昇する?

今の妻(彼女)に100%満足しているはずなのに、急に道端ですれ違う美女が気になりだすというようなことが起こりうる。今流行りの浮気、不倫、W不倫の生みの親になってしまう可能性も。

3. 知的作業が苦手に?

統計的に、テストステロンが相対的に低い人は所謂ホワイトカラーになり、高い人はブルーカラーの職業につく傾向があるという。どちらが良い悪いではない、両方とも今の社会システムを維持していく以上重要な役割だ。しかし、それぞれに適正がある。ほどほどにしなければ今置かれた環境に適応できなくなる可能性がある。

要は今我々が住んでいるのはもはやジャングルではないという事実だ。だが一方で、ストレスレベルという観点からは、ジャングル以上に危険なのが我々の文明社会であるとも言える。だからこそ、テストステロンは諸刃の剣となるのだ。

 

テストステロンの功罪については以下参照。

テストステロン―愛と暴力のホルモン

テストステロン―愛と暴力のホルモン

  • 作者: ジェイムズ・M.ダブス,メアリー・G.ダブス,James McBride Dabbs,Mary Godwin Dabbs,北村美都穂
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本
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要は、この魅惑のホルモンを適度に人生の向上に役立てることが重要であり、それを可能にするのが本物の知性ということになろう。その適度が個人やその環境によるので、各々よく自身を観察してバランスのとれたテストステロンライフを楽しんでほしい。