Entries from 2014-06-01 to 1 month

やられたらやりかえす

アクセルロッドのプログラムは、われわれが本書を通じて、動物、植物、そしてじつは遺伝子について考えて来たやり方にとって、一つのみごとなモデルである。したがって、彼の楽観的な結論(妬み深くなく、寛容で、気のいい戦略の勝利)が、自然界にも適用で…

ミーム

別種の自己複製子と、その必然的産物である別種の進化を見つけるためには、はるか遠方の世界へ出かける必要があるのだろうか。私の考えるところでは、新種の自己複製子が最近まさにこの惑星上に登場しているのである。私たちはそれと現に鼻をつき合わせてい…

利己的な遺伝子

避妊は、しばしば「不自然だ」といって非難される。確かにそのとおり、きわめて不自然にちがいない。ところが困ったことに、不自然なのは福祉国家も同様なのだ。われわれのほとんどは福祉国家をきわめて望ましいと信じていると、私は考えている。しかし、不…

不幸の手紙

ところが、脳内の「分析的システム」が発達しているヒトにとっては、何の問題もありません。すぐに「不幸のメール」には何の根拠もないことに気付いて、何の恐怖も不安もなく、即座に「ジャンク・メール」に分類して削除するでしょう。 要するに、個体を優先…

神を信じたほうが得

すなわち、現世に投げ出されている人間は、①神を信じるか、②神を信じないかのどちらかしかありません。そのうえで、実際に③神が存在するか、④神は存在しないかのどちらかが成立します。つまり、論理的な組み合わせとしては、四通りの可能性のどれかが成立す…

投資家心理の基礎

トレードの話。結果論だが、今回私はドル円を100円後半でいつもより少な目に分割ロングポジションを取った。現在180pipsほどの含み益となっている。 で、一つのトレード成功例として、どのような背景でそのようなポジションを取ったかということを明記してお…

空と矛盾

仮に人間をテューリング・マシンと仮定すると、数学的真理に到達する数学者の思考も、一定のアルゴリズムに基づくものになります。その場合、ペンローズによれば、数学者全員が同等の普遍的アルゴリズムにしたがう必要があります。でなければ、数学者は、彼…

これだけなのです。

読者の皆さん、売買の上達というのは必ずできることです。やろうと決心することです。私が三〇年間売買を続けながら、苦しんで苦しんで得た結論はやはり貴重なものといえますし、それを上達のコツといえばそのコツはあまりにも簡単ですが 自分なりの売買をし…