Entries from 2014-01-01 to 1 year

すべて幻想です。

しかし、実際に何が行われているかという「真実」を知らずに、何十億人という人たちが「ビジネスゲーム」をしに毎日集まってきます。その人たちの多くはーもしかしたらあなたもー「自分は『ビジネスゲーム』に勝っている」と、あるいは「いつか勝つだろう」…

特異点(シンギュラリティ)

特異点とは、われわれの生物と存在が、みずからの作り出したテクノロジーと融合する臨界点であり、その世界は、依然として人間的ではあっても生物としての基盤を超越している。 特異点以降の世界では、人間と機械、物理的な現実とヴァーチャル・リアリティと…

現在のドル円相場観

久々の更新。 今日は現時点で、私が持っている相場観を書き留めておきたい。 まず前回エリオット波動理論を用いて簡単に想定し得る2パターンを紹介したが、結果的に両方とも間違いであった。 私個人としてはパターン2を想定して105.5を超えた辺りから少し…

ブログ1周年

思えばこのブログを開始して早1年となった。 誰かに読まれようと思って始めたわけでもなく、家族はおろか友人知人にもこのブログの存在を知らせていない。ただの個人的なメモ帳ぐらいに使っていた故、更新も不定期となってしまったが、1年も続いたのは私と…

さらば、スターバックス?

私は日々の仕事や読書中のラテが欠かせない。ほぼ毎朝1杯、仕事中に1杯、夕食後に1杯のペースで飲んでいる、しかもスタバ等のカフェがほとんどのため、ラテだけで1日1000円以上も使っていることになる。さすがにこの物価上昇局面でまずいのかなと思い、コス…

退屈とともにある

人間は普段、第二形式がもたらす安定と均整のなかに生きている。しかし、何かが原因で「なんとなく退屈だ」の声が途方もなく大きく感じられるときがある。自分は何かに飛び込むべきなのではないかと苦しくなることがある。そのときに、人間は第三形式=第一…

幸いなるかな、快楽をもとめることのできる人

退屈する人間は興奮できるものなら何でももとめる。それほどまでに退屈はつらく苦しい。ニーチェも言っていた通り、人は退屈に苦しむのだったら、むしろ、苦しさを与えてくれる何かをもとめる。 それにしても、人が快楽などもとめていないとは驚くべき事実で…

What you want is what you get, but do you understand what you really want?

人間の不幸などというものは、どれも人間が部屋にじっとしていられないがために起こる。部屋でじっとしていればいいのに、そうできない。そのためにわざわざ自分で不幸を招いている。 暇と退屈の倫理学 作者: 國分功一郎 出版社/メーカー: 朝日出版社 発売日…

暇と退屈への恐怖

大義のために死ぬのをうらやましいと思えるのは、暇と退屈に悩まされている人間だということである。食べることに必死の人間は、大義に身を捧げる人間に憧れたりしない。 生きているという感覚の欠如、生きていることの意味の不在、何をしてもいいが何もする…

相対性の連鎖を断つ

当然、ジェームスは大金を稼いでいる。そして、まわりにはそれ以上の大金持ちがぞろぞろいる。親友のひとりは(Paypal)の創始者で、何千万ドルもの財産を持っているくらいだ。しかしジェームズは、 自分の人生と比較するまわりの輪を大きくするのではなく、小…

相対的幸福感に踊る人生

<a href="http://www.queen-cinema.jp/" data-mce-href="http://www.queen-cinema.jp/">映画『クィーン・オブ・ベルサイユ』公式サイト</a>映画『クィーン・オブ・ベルサイユ』公式サイト ドキュメンタリーは面…

ドル円の今後 (続き)

エリオット波動理論に見るドル円の今後。前回説明分はこちら。 私はこの理論だけを頼りに投資戦略を決定しているわけではないのでご注意を。ただ、分かりやすく相場を理解するための一つの物差しとして有効かと思われる(下手なアナリストの分析に振り回され…

天井で売れる確率

あるひとがコンピューターで天井で売れる確率を計算した。この計算には「底で買える確率」は含んでいない。 また、天井値での出来高と、それから一円ずつ安値にゆくにつれての出来高、それも天井をつけにゆくときと天井から下がってゆくときの両方の出来高を…

不確実性を避けるべきか

一万時間の法則は、成功の秘訣をわかりやすく説明する手段として活用されてきた。どんな分野であれ、一番になるために必死に努力すれば、成功する。数多くの調査が行われ、この考え方を支持しているにもかかわらず、依然としてこの法則では説明が不十分のよ…

不確実性が支配する世界における最良の戦略とは -小さく賭ける

事前の計画の有無や投資金額の多寡は成功のチャンスに大きく影響しないという考え方は、直感に反している。しかし、賭け金の大きさと成功の規模に相関関係がないことを理解するためには、この考え方を用いるのが一番だ。例はいくらでもある。 --- 小規模の賭…

不確実性が支配する世界における最良の戦略とは

戦略とは、本質的には「解決策」を見つけることではない。成功はランダム性や偶然の結果だからだ。もっと大事なのは、ある方向に動くことである。実はどの方向に向かうかはそれほど問題ではない。史上もっとも成功した企業の一つ、サウスウエスト航空の創設…

パニック・ボディ

パニック・ボディ。そう、身体がいまいろんなところで悲鳴をあげている。 身体というのは、もともとはひとがそれに身をまかせ、ぷかぷか漂っていられる船のような保護者のようなものであったはずだ。だから身体が故障したとき、わたしたちはまるで日頃のお返…

ビリオネアの生態

大きなリスクを取ろうとするとき、ほとんどの人は莫大な個人的負債が身を破滅させると考える。彼らはそう考えないのだ。実際、危機負担の特質は成功へのゆるぎない信頼にあるから、失敗するのではないかというどんな懸念も圧倒するのだ。企業家だってビジネ…

やられたらやりかえす

アクセルロッドのプログラムは、われわれが本書を通じて、動物、植物、そしてじつは遺伝子について考えて来たやり方にとって、一つのみごとなモデルである。したがって、彼の楽観的な結論(妬み深くなく、寛容で、気のいい戦略の勝利)が、自然界にも適用で…

ミーム

別種の自己複製子と、その必然的産物である別種の進化を見つけるためには、はるか遠方の世界へ出かける必要があるのだろうか。私の考えるところでは、新種の自己複製子が最近まさにこの惑星上に登場しているのである。私たちはそれと現に鼻をつき合わせてい…

利己的な遺伝子

避妊は、しばしば「不自然だ」といって非難される。確かにそのとおり、きわめて不自然にちがいない。ところが困ったことに、不自然なのは福祉国家も同様なのだ。われわれのほとんどは福祉国家をきわめて望ましいと信じていると、私は考えている。しかし、不…

不幸の手紙

ところが、脳内の「分析的システム」が発達しているヒトにとっては、何の問題もありません。すぐに「不幸のメール」には何の根拠もないことに気付いて、何の恐怖も不安もなく、即座に「ジャンク・メール」に分類して削除するでしょう。 要するに、個体を優先…

神を信じたほうが得

すなわち、現世に投げ出されている人間は、①神を信じるか、②神を信じないかのどちらかしかありません。そのうえで、実際に③神が存在するか、④神は存在しないかのどちらかが成立します。つまり、論理的な組み合わせとしては、四通りの可能性のどれかが成立す…

投資家心理の基礎

トレードの話。結果論だが、今回私はドル円を100円後半でいつもより少な目に分割ロングポジションを取った。現在180pipsほどの含み益となっている。 で、一つのトレード成功例として、どのような背景でそのようなポジションを取ったかということを明記してお…

空と矛盾

仮に人間をテューリング・マシンと仮定すると、数学的真理に到達する数学者の思考も、一定のアルゴリズムに基づくものになります。その場合、ペンローズによれば、数学者全員が同等の普遍的アルゴリズムにしたがう必要があります。でなければ、数学者は、彼…

これだけなのです。

読者の皆さん、売買の上達というのは必ずできることです。やろうと決心することです。私が三〇年間売買を続けながら、苦しんで苦しんで得た結論はやはり貴重なものといえますし、それを上達のコツといえばそのコツはあまりにも簡単ですが 自分なりの売買をし…

あなたも株のプロになれる

市場に売買の技法というものがあり、それはいくつかのすぐれた山になってそびえている。そのたくさんの山の基本は、すべて分割売買である。自分はひとつの山を登りつつあった。しかし、他にもすぐれた山がいくつもあった。が、いまから他の山に登ろうとは思…

偉人の定義

マザーテレサの怖い素顔が明らかに! 「洗脳看護」「カルト施設」、その実態とは!? - Peachy - ライブドアニュース マザー・テレサの「心の闇」の問題/NL50号 真実かは別にして興味深い記事だ。マザー・テレサは人類の母でもなんでもなく、教会という組…

意識はCEO

そしてこの一世紀にわたって、神経科学は意識が船の操舵手でないことを示してきた。宇宙の中心から転落してわずか四〇〇年後、私たちは自分自身の中心からも転落したのだ。本書の第一章で私たちは、意識による内部メカニズムへのアクセスは緩慢で、まったく…

べき乗則

今日我々はいまだに大きな戦争や革命に苦しんでいるが今では我々は、古代の人々の神に対する信仰がもたらした超自然的な慰めに頼らずに、それらと立ち向かっている。我々は、歴史は個人が個人として行動することによって作られ、戦争を導くものも平和を導く…