魅惑の男性ホルモン、Testosterone

筋トレを開始するにあたって少々調べてみると、どうやら手っ取り早く筋肉を増強するにはテストステロンという男性ホルモンの分泌が重要だそうだ。

テストステロンの分泌量は遺伝や育った環境によって個人差があるようだが、逆に筋トレによってその分泌量を増やすことも可能のようだ。

 要するに、テストステロンとは人間がジャングルで生き残るために必要な能力を促進する伝達物質だと考えてよい。筋肉を増強し、闘争本能を刺激するのだ。

バイタリティも上がり、身体的痛みに対する耐性も強化される。集中力が上がり、鬱症状を抑え、また性的機能も強化される。 以下参照。

 

Testosterone: How to Increase and Produce Naturally (English Edition)

Testosterone: How to Increase and Produce Naturally (English Edition)

 

Did you know that increased levels of testosterone are associated with:

  • Creating and Maintaining a Solid Erection
  • Feelings of Youth and Virility
  • Feelings of Power and Stamina
  • Sexual Satisfaction and Passion
  • Your Health and Vitality

 筋トレへのモチベーションを上げたいならこれを一読するとよい(要は筋トレしろとしか言ってないが)。

ameblo.jp

 ここで、テストステロン最高!筋トレ最高!とならないのが私のブログの信頼できる所以だ(笑)。

物事には必ず光があれば、影もある。テストステロン値の上げすぎには注意が必要だ。リスクとしては以下が上げられる。(個人差があるのでよくよく心身への影響を観察しながら筋トレに励むべし。)

 

1. 無駄に好戦的、攻撃的になる?

闘争本能を刺激するのだから当然。ジャングルでゴリラに遭遇した時にゴリラとの距離や地形などをいちいち計算して逃げるか戦うかを考えている暇はない。テストステロン全開で目の前のゴリラをやっちまうしかない。だが、これを妻や上司など近しい人に向けると深刻なトラブルの原因になるのは明らか。

2.無駄に性欲が上昇する?

今の妻(彼女)に100%満足しているはずなのに、急に道端ですれ違う美女が気になりだすというようなことが起こりうる。今流行りの浮気、不倫、W不倫の生みの親になってしまう可能性も。

3. 知的作業が苦手に?

統計的に、テストステロンが相対的に低い人は所謂ホワイトカラーになり、高い人はブルーカラーの職業につく傾向があるという。どちらが良い悪いではない、両方とも今の社会システムを維持していく以上重要な役割だ。しかし、それぞれに適正がある。ほどほどにしなければ今置かれた環境に適応できなくなる可能性がある。

要は今我々が住んでいるのはもはやジャングルではないという事実だ。だが一方で、ストレスレベルという観点からは、ジャングル以上に危険なのが我々の文明社会であるとも言える。だからこそ、テストステロンは諸刃の剣となるのだ。

 

テストステロンの功罪については以下参照。

テストステロン―愛と暴力のホルモン

テストステロン―愛と暴力のホルモン

  • 作者: ジェイムズ・M.ダブス,メアリー・G.ダブス,James McBride Dabbs,Mary Godwin Dabbs,北村美都穂
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: 単行本
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要は、この魅惑のホルモンを適度に人生の向上に役立てることが重要であり、それを可能にするのが本物の知性ということになろう。その適度が個人やその環境によるので、各々よく自身を観察してバランスのとれたテストステロンライフを楽しんでほしい。