人生があなたを生きるに任せなさい
「今、ここ」にいるということは、コントロールせずに生きることを意味します。それでも常にあなたが必要としていることは満たされるのです。心の痛みはもうたくさんだと感じている人たちにとり、コントロールできないものをコントロールするほど悪いものはありません。真の意味でのコントロールを望むのであれば、コントロールという幻想を捨てましょう。人生があなたを生きるに任せましょう。どのみちそうするのですから。あなたは、人生がいかにそうすることはないかというストーリーを語っていますが、そのストーリーが本当になることは決してないのです。あなたが雨や太陽、月をつくった訳ではありません。あなたの肺や心臓、視覚、呼吸をコントロールできる訳でもありません。ある瞬間は大丈夫で健康かもしれませんが、次の瞬間にはそうではないということがあります。あなたが安全であろうとすると、とても注意深く人生を生きることになり、結局は人生がなくなるかもしれません。すべては心の栄養です。私はこう言うことが好きです。「気をつけないで。自分自身を傷つけるかもしれませんよ」と。
- 作者: バイロン・ケイティ,スティーヴン・ミッチェル,ティム・マクリーン,高岡よし子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2014/09/27
- メディア: 単行本
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ストーリーが言う、いつの日か幸せになる、出世する、金持ちになる、有名になる、権力を手に入れる、世界を支配してみせる、と。
で、いったいいつそうなるんだ?夢が叶う手帳に書いた日付けまでにか?で、いつまで人生を延長できると思っているのか。それでストーリーが実現するまで、今の人生はどこに行ってしまったのか。
人生は瞬間瞬間の積み重ねでしかない、いやもはや積み重ねですらない。過去もなければ未来もない。それは明白な事実なのに、なぜ過去を操作し、未来をコントロールしようと齷齪するのか。いつになったら手放すつもりなのか。わざわざ”死”に手伝ってもらわなければそうすることができないのか。
今を生きよう。いや、人生が今、私を生きるのを存分に楽しもう。