自分のエッジ(優位性)

自分のエッジ(強み)を見つけるというのはトレードでお金を儲けることよりもはるかに大切である。それは自分という存在を活性化し、生きる意味という人間の最も深い存在理由を確認する価値ある挑戦を見つけることであるからだ。

そうした状況に直面したとき、われわれは何を見いだすのだろうか。おそらく自分には高いモチベーションがあり、またそれなりの能力はあっても、まだトレーディングの初心者であるという自覚であろう。初歩的な多くのトレードミスを犯すだろうし、取引コストをカバーできない今のレベルではプロの技術はおろか、トレーディングの一次能力にもほど遠いだろう。

トレーダーの精神分析―自分を理解し、自分だけのエッジを見つけた者だけが成功できる (ウィザードブックシリーズ126)

トレーダーの精神分析―自分を理解し、自分だけのエッジを見つけた者だけが成功できる (ウィザードブックシリーズ126)

  • 作者: ブレット・N・スティーンバーガー,関本博英
  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2007/09/13
  • メディア: ハードカバー
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これは良書だと思うので、おすすめしたい。トレーディングはスポーツと同じく、厳しい勝負の世界である。スポーツでは才能に恵まれかつ、厳しい練習を誰よりも多くこなしたごく一部のプレーヤーだけが、プロになってやっと食べていける。その中でもトッププレーヤーとなって非常識的な金額を稼ぐとなると並大抵のことではないだろう。巷では楽して稼げるなどとうたってFXや株式投資が流行っているが、考えてみればおかしな話だ。たとえば、バスケを始めれば、誰でもNBAプレーヤーになれるとか、このバスケットシューズを使えば、あなたもマイケル・ジョーダンになれると言われて、あなたはそれを本気にするだろうか?

 


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