T-fund's blog

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ドル円の今後

今日は久々にドル円相場の話。というのも今が日本株およびドル円の非常に重要な局面にあると考えるからである。ここでは相場をできるだけシンプルに捉えるために、エリオット波動理論に基づいてチャートを見てみよう。

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ドル円は、政権交代前2012年の2月に既に歴史的な転換点を迎えている。これがブルーラインの上昇第一波である。そしてその調整の第二波ピンクライン。そしていよいよ政権交代→日銀の政策転換で第三波の大相場(黄色ライン)となった。赤線が調整の第四波。問題はこれからだ。直近高値105円半ばをもって第五波の完成となるか、それともまだ第五波は道半ばと見るか。つまり上記紫のラインがどうなるかによって今後の投資戦略は変わってくる。

そして、今が非常に重要とする理由は下記を図を見て頂きたい。

f:id:T-fund:20140510130859p:plain赤ラインをみると、典型的な強気の三角持ち合いとなっている。そしてブルーラインが中期の調整下落の抵抗線だ。これを見ると、長期、中期で今が非常に重要な局面であることはご理解いただけると思う。もしこの中期抵抗線を破って勢いよく上昇を続ける場合は、直近高値105への挑戦と、107-108円付近への到達も視野に入ってくる。どうも国内生保などの機関投資家は年末108円をめどに買い支えているようだ。一方、赤のサポートラインをを大きく超えて下落する場合(具体的には100円割れ)、これはもうテクニカル的には第五波完成となりA-B-C波の中長期下落トレンドとなる可能性が高い。ここぞとばかりにヘッジファンドも売りを仕掛けてくるだろう。一度相場が大きく崩れてしまえば、日銀が追加緩和を発表しても後の祭りになりかねない。ヘッジファンドの絶好の戻り売り機会となるのが落ちだ。

ではファンダメンタルズ的に赤ラインサポートを割り込み下落トレンドなる要因はなんだろうか。現時点で考えられる大きな要因はやはり、米国株式相場バブルの崩壊である。それ以外では中国経済のバブル崩壊、(日中)戦争リスクなどが考えられるだろう。逆に、上昇要因はなにかというと、こちらは日銀の追加緩和しかない。安倍首相の経済政策(アベノミクス)などはっきり言って市場はどうでもいいと思っているにちがいない。

どちらにしても、日銀の追加緩和のタイミングが非常に重要になってくるのは間違いないので、米国の株式相場(=米国債金利)と日銀の金融政策に注視し、その他の指標はノイズ程度に捉えて、中長期的戦略が今は必要だ。