反応

人間はだれだって人生につつきまわされている。中にはあきらめてしまう人もいるし、戦う人もいる。でも、人生から教訓を学んで先に進んで行く人はても少ないんだ。そういう人は人生につつかれるのを喜ぶ。人生から何かを学ぶ必要があることを知っているからだ。それに、自分から学びたいと思っている。そういう人は人生からつつかれるたびに何かを学び、先に進んでいく。でも、ほとんどの人があきらめる。そして、きみのような一握りの人間が戦う道を選ぶんだ。

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)

 いろいろ忙しく、1ヶ月ぶりの更新となってしまった。

上は10年程前に読んだ、今ではもう古典となりつつある、いわゆるマネー本、金持ち本の源流ともいえる一冊だ。読み返してみて新たな驚きと発見があった。初めて読んだのは確か大学生の時だった。あれから大企業のサラリーマンをやったこともあったが、やはりサラリーマンを続けることは私には不可能であった。おそらくこの一冊が心のどこかに楔となって打ち込まれていたというのもあるだろう。日本でも大ベストセラーとなったが、読んだ人の中で、果たしてどれだけの人が実践しているだろうか。

人生からの挑戦と、それに対する応戦(あるいはあきらめ)の連続が、その人の人生を形作る。人生とはすなわち、その人の脳内における”反応”とも言えるだろう。人生からの挑戦に反応することをやめてしまう、つまり自分の心を偽り続けると、そのうち反応のメカニズム自体が失われる。脳内がビックフリーズ状態となってしまうのだ。