11月第四週にむけて

今週のドル円相場も底堅く推移するものと思われる。先週にて100円キープどころか、101円をキープしており、NY引けでも高値更新にトライしてきている。月曜は下方向に窓明けする可能性もある。その場合は慎重に短期ショートを狙っていく。おそらく100.5-102.5あたりが上下レンジとおもわれる。100円半ばもしくは前半まで落ちてきたら丁寧に拾っていきたい。来週も短期ショート、中長期ロングで問題ないと思う。7月高値101.5をこなすと、あとは102.5、そして年初来高値まで目と鼻の先である。年初来高値を超えればいよいよ心理的節目の105円か。(ただし、注目は5月高値が止められた月足MA140の抵抗線が位置する102.10付近である。週明けから一気にその辺までタッチしにいった後、止められて月末に向けて落ちていくこともシナリオとしては考慮しておきたい。)

しかし、気になるのはドルインデックスがそこまで伸びていないことだ。つまり今はドル高というわけではなく、日本株高・円安であり、日本は買われ過ぎではないかと思っている。市場関係者の期待はアベノミクスではなく、あくまでも日銀の追加緩和政策である。おそらく、安部総理の成長戦略が頓挫したところで、実態経済の下方向リスクが逆に市場の追加緩和への期待を煽るというわけだ。

しかし、日本が好調であろうと、結局世界経済は米国とドルで動いている。来年明けの米国債務上限問題など、そろそろ海外発のリスクを考えておかなければならない。

来週から、原油の取引を米国時間限定の短期でやっていこうかと思う。