The power of Introverts
バフェットは周囲の人々が判断力を失っているときに注意深く考えることで知られている。「投資で成功するのにIQは関係ない。普通の知性を持っているなら、必要なのは、トラブルの種になるような衝動をコントロールする気質だ」とバフェットは言う。
(中略)
バフェットは過去の実績を誇りに思っているだけでなく、つねに自分の「内なるスコアカード」にしたがっていることも誇りに思っている。彼はこの世界を、自分の本能に焦点をあてる人と、周囲に流される人とに二分している。「自分であれこれ判断するのが好きなんだ」とバフェットは投資家としての人生を語る。「システィーナ礼拝堂の天井画を描いているようなものだ。『なんてすばらしい絵だろう』と褒めてもらうのはうれしい。けれど、それは自分の絵なのだから、誰かに『なぜ青ではなく、もっと赤を使わないんだ?』と言われたら、それで終わり、あくまでも自分の絵だから。 彼らがなんと言おうがかまわない。絵を描くことに終わりはない。それがなによりすばらしいことのひとつなんだ」
- 作者: スーザン・ケイン,古草秀子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/05/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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統計を取ったわけではないが、日本人は特に内向型(Introverts)が多いのではないか。
社会が外向型 (Extroverts)(積極的、リーダーシップ、社交的、活動的云々)であることを強く求めてくるのはアメリカも日本も同じようだ。
一方、内向型には孤独、根暗、オタク、モテない等のネガティブなレッテルが多い。
元々外向型なのであればまだ良い。一番悲惨なのは、本来は内向型であるはずなのに、環境の暗黙の要請により、外向型を演じてしまっている内向型の人間だ。
そんな悩める内向型人間に勇気を与える一冊。
こちらが著者のスピーチ。こちらも1000万アクセスを超えている。