T-fund's blog

案ずるな、答えはすべて君の中にある。Know Thyself and Be Thyself.

2015年 書き初め

年末年始はのんびりしていたのだが、まさにスイスフランショックで投機家としてすっかり目が覚めてしまった。

今年の相場は全体的に波乱の年になるだろうなと思っていたが、年初からやってくれたな。おかげで私の第二口座として使っていたアルパリUKが見事に破綻(もちろんフランもその他取引も控えていたので影響なしだが。)した。

今回のショックはスイス中銀がユーロに対してフラン高防止の(不退転の)無制限介入を決め込んでいたところ、突然「やっぱりもうやめます。」とあっさり介入中止宣言をしたことによるものだ。

下のチャート見れば、如何に異常なことが起きたかがわかるだろう。

日足:

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4時間足:

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チャートにぽっかり空いたギャップが見て取れるが、これは土日を挟んだ月曜日ではなく、通常の取引時間内で起こった事である。

つまりこのギャップ間ではフランの売り手が誰もおらず、何の取引も成立しなかったのであり、当然逆指値のストップロスも機能していない状態なのである(流動性の低下)。そりゃFX業者の1つや2つは潰れるよってくらいのショックだ。投資家に取って一番怖いのは今回のような流動性の低下によって売買が成立しなくなることである。為す術もなく資金の大半あるいはすべてが無くなって行くのを見ている事しかできなくなるからである。私がマイナー通貨をやらない最大の理由がこれである(2番目の理由はスプレッド(取引コスト)の大きさ)。

さて、今回のフランショックだが、その裏にある意味を掴んでおくことが重要である。掻い摘んで言うと、以下の2つの可能性が考えられる。

①スイス中央銀行が、ECBの量的緩和実行が避けられないとみて、ユーロの買い支えをあきらめた。

②ECBが量的緩和を実行する前に市場を大混乱させておいて、ECBの量的緩和にNOを突きつけた。

どちらにしても、今回のショックでユーロに対する今後の戦略を大きく見直さなければならなくなるだろう。①ならば量的緩和実施でこれまで通りユーロ売りだが、もし②ならば、どうなるか予想もつかない。よって、今週のECB政策決定前後は様子見しておいたほうが無難である。

それにしても、今回のスイスフランのように中央銀行が介入して事実上市場を操作している通貨がある。そう円である。黒田総裁が「もう量的緩和やめます。」と突然言いださない可能性もゼロではない。果たしてことしの相場はどうなることやら。