10月22日(火)

ドル円はボラティリティが極めて低いながらも、しっかりと上昇している。こういう局面では入るタイミングがない。今夜の米失業率発表までは様子見。

これまでの押し目がほぼない上昇も限界に近づいたと判断し、ボラティリティが少なかったこともあり、ロット数をいつもの倍にしてドルを売り、米失業率の発表を待った。発表直前に思惑通り少し下げたところで、臆病にもロット数を半分に減らしてしまい、利益を半減させてしまった。損ぎりラインは98.4にしてタイトにしていたので逆行されてもたいしたことがなかったのだが、指標後の急激な上昇で逆指値がスリップしたらまずいなと思い直したのだ。

本当に勝ち続けるトレーダーになるには、損切りを確実にかつ利食いをできるだけ延ばすという、人間の本能を暴いたプロスペクト理論に真っ向から反逆しなければならないので大変だ。これが自然にできるまで、ひたすら訓練あるのみだ。

トレーダーの成長過程を簡単に言うと、まず損切りが確実にできることが第一歩。そして、利食いをしない(極限まで延ばせる)というのが次のステップとなるだろう。利食いをしないということが、損切りをするということより数倍の勇気と忍耐がいるのはプロスペクト理論が示すとおりだ。

 

そして、ドル円はあっさり指標発表前の水準に戻してきた。これはもうネガティブ要素を吐き出したドルの年末に向けての上昇トレンド再スタートか。ただし、月足をみると十字となる98.2レベルが今月は心地いいようだ。

 

Today's result:

USD/JPY: +78pips